家庭で出来る冷え性治療

今回は家庭で簡単に出来る冷え性治療法について記載します。

それは道後の温泉街に点在している足湯です。
ただしこの足湯は温度が低くなっている為、疲労回復には効果的ですが、冷え症治療にはいま一つです。
ですからご家庭で足湯をする時には、熱めのお湯を使用して下さい。

まず足の内くるぶしの上5~6㎝くらいの所で、押して痛い所を探してみて下さい。
そこが「三陰交」という冷え性に効くツボです。
足湯をする時は三陰交が浸かるくらいに熱めのお湯をはります。
服を着たまま湯船に腰かけて、10分くらい温まって下さい。
汗が吹き出してきましたら、徐々に適温のお湯を増やしていき、そのまま湯船に浸かって下さい。

足湯には温熱効果に加え、水圧による血液の循環効果があります。
循環効果は、足に関していえば、体全体で湯船に浸かる時よりも効果があります。
残り少なくなったマヨネーズや辛子のチューブがあったとします。
残りを絞り出すとき、全体圧迫するよりも、下からしごく様に絞りだしますよね。

足先は心臓からの距離や重力の関係で、もっとも血液の循環が悪いところです。
心臓へ戻らなかった血液は、むくみの原因になり、むくみがさらに血行を悪くします。
逆に心臓へ戻りさえすれば、戻った量と同じだけの新鮮な血液が放出されます。

冷え性の他に風邪のひきはじめにも効果的です。ぜひ試してみて下さい。

乗り物酔いと経穴について

車酔い、船酔い、電車酔いと様々な乗り物酔いがありますが、乗り物酔いの特効穴というものも存在します。
昔なら馬車酔い、籠酔いといったところでしょうか。

有名なものには「内関」という経穴があります。
手を手のひら側に曲げたときにできるシワから、指の幅3本分を肘寄りに取ります。
この場所に巻くベルトなども市販されています。

となりにパートナーがいる場合には「太衝」という経穴も効果的です。
足の親指と人差し指の間を足首の方へ辿って行き、両方の骨がくっついている谷間に取ります。
押さえると強い痛みがある場合があります。
これは吐き気を緩和させる働きがあります。
御自身で押さえる場合は、片方づつあぐらをかくようにして押さえてみてください。
あまり前かがみになると、吐き気を誘発する恐れがありますので気をつけてください。

くしゃみを止める経穴

今回はくしゃみを止める経穴を紹介します。
アレルギー性のくしゃみにも有効です。

経穴の名前は「上星」と書いて「じょうせい」と読みます。
場所は正中線上、おでこの髪の生え際を少し入った場所です。
名前の通り、星を見ようと上を向いた時に、一番高く身長をとれるところにあります。
押さえると痛みがあり、へこみが出来ても戻りがやや遅いところです。

この経穴を、くしゃみが出た時に強く押さえてみてください。
止まるまで押し続けます。

アレルギー性鼻炎の治療には患者様の体質にあった経穴に、この経穴を加えて行います。
一時的に症状を和らげる場合には押さえるだけでも非常に効果的ですから、ぜひお試しください。

ストレッチについての誤解

筋肉は縮んだ時に血行が良くなります。
背筋を伸ばすというのは、背中の筋肉を縮めている事になり、猫背は背中の筋肉が伸びきった状態です。

ストレッチには二種類あります。筋肉を伸ばすストレッチと筋肉を縮めるストレッチです。
筋肉を伸ばすストレッチと姿勢を正すストレッチといった方がわかりやすいかもしれません。

たとえば肩甲骨の内側の筋肉の血行を良くするには、手の甲を外側にして背後で両手を組み、ひじを伸ばしたまま、組んだ両手を上げて下さい。
胸は前に突き出すよう張ります。両手が上がる限界まできたら、しばらくその姿勢を保ってみて下さい。

これは一般的には胸筋のストレッチとして紹介されてますが、血行を良くする点において肩甲骨の内側の筋肉である「菱形筋」のストレッチといえます。

腰痛について

腰が痛い、あるいは違和感があれば、仰向けに寝てみて膝を曲げてみてください。
そして膝を曲げた時が楽か、それとも伸ばした方が楽かを確かめてみてください。

膝を曲げた方が楽ならば、太ももの前面の筋肉が硬くなっている可能性があります。
また膝を伸ばした方が楽ならば、太ももの後面の筋肉が硬くなっている可能性があります。

筋肉が硬いという事は、筋肉が縮んで短くなっているという事です。
そして太ももの筋肉は骨盤にも付着していますので、太ももの筋肉が短くなると、骨盤が引っ張られます。
慢性的に太ももの筋肉が硬い方は、常に骨盤が本来の位置と違った場所へと引かれています。
これが急性的は腰痛捻挫、つまりギックリ腰になるのです。

つまり太ももの筋肉を柔らかくする事が、腰痛予防となります。

病と食べ物について

五行色体表によれば

肝臓・胆嚢の病には麦・鶏・犬
心臓・小腸の病には黍(きび)・羊
脾臓・胃の病には粟(あわ)稗(ひえ)・牛
肺・大腸の病には稲(いね)・馬
腎臓・膀胱の病には豆・豚

となっています。

五行色体表は表だけを見ればいまいちピンときませんが、見方を変えるとなるほどと思う事例がいくつもあります。

たとえば肝臓・胆嚢は五行では木性です。また風(風邪)も木性です。
昔から西洋では風邪の時には鶏のスープを食べます。
また腎臓の事を焼肉屋さんでは豆という俗称を用います。

五行色体表を利用した食べ物屋さんがあれば面白いかもしれません。
ただしその時は食材だけではなく、味付けも五行色体表に合わせないといけませんから、はたして美味しくなるかどうか…

便秘と野菜について

何日も便通が無いのは苦しいものです。とくに女性に多い症状です。

女性は腸管が細く、排便に使用する筋肉も少ない為に便秘になりやすくなります。
さらに冷え性の方は尿の方に水分が取られるため、便が硬くなり排便しづらくなります。

家庭でできる治療としましては、野菜などからの食物繊維摂取が有名ですが、その時サラダを食べるのは逆効果になる場合があります。
野菜には体を冷やすタイプのものと、温めるタイプがあります。

簡単に言えば、夏が旬の野菜は体を冷やし、冬が旬の野菜は体を温めます。
ですから冷え性の方はなるべく冬野菜から食物繊維を摂取するように心がけて下さい。

長寿のツボ

今回、長寿のツボとして紹介するのは「足三里」という足にあるツボです。

足三里は前回お話した合谷とともに最もポピュラーなツボのひとつです。合谷と同じように、様々な疾患に効果があります。有名なものには胃腸を丈夫にする効果がありますが、鍼の深さを変えると五十肩に効果があるなど、効能は多岐にわたります。

今回の長寿の効果については、足三里にお灸をするというものです。もともと足三里のお灸は、弘法大師が発案した「九曜の灸」というものの中にありました。足の疲れを取り、再び三里歩けるほど元気になるという意味で、足三里と名付けられました。現在でも四国八十八か所を巡るお遍路さんに、各地で「お接待の灸」ということで行われています。

この足三里へ、毎日米粒くらいの大きさの「もぐさ」でお灸を3壮~7壮(3回~7回)行うことにより、長寿になるといわれています。
足の血行を良くすることにより、血行障害による病、たとえば心臓病や動脈硬化や糖尿病などに効果を発揮します。
また、白血球数が増え、免疫が上がります。そして胃腸を丈夫にし、何でも良く食べられます。さらには足三里の本来の効用である、足腰を丈夫にするという効果により、寝たきりを防ぐというものです。

一日に多数のお灸をすえるのではなく、毎日続ける事が大切です。

風邪のひきはじめには

今回はご家庭で出来るひきはじめの風邪の治療法を記載します。

東洋医学では「風門」というツボから風邪をひくといわれています。風の門ですから、ここから風邪が侵入するというわけです。

風門は首を前に倒した時、肩甲骨と肩甲骨の間に一番出っ張る首の骨のやや下の両脇にあります。
また一番出っ張る骨の場所は「大椎」と言われるツボで、アレルギー性鼻炎などに効果があるツボです。
この風門と大椎付近をドライヤーやホットパック等で温めるのが効果的です。

さらに足湯を行い血行を良くします。

また東洋医学では風邪は木性に属します。そして木性を養うのは水性です。木に水をやれば育つのと同じですね。
つまり水性の食べ物を食べれば風邪に良いとされています。

以前もお話しましたように、水性には鶏肉があてはまり、西洋でも昔から風邪の時は鶏肉のスープを飲むとされています。